『私はシェリルよ。よろしく』

『依里です』

『ほんとに助かったわー。先生に今回の絵が認められたら、正式に弟子にしてもらえるの』

『弟子…?』

『そう、何度も先生に絵を見てもらったんだけど。ダメって言われるばっかりで…。

でも、今回は私も納得できる作品になったわ』

『それはよかった』

彼女はとても気さくで話しやすい。

カフェで話しているうちに仲良くなって。連絡先を交換することになった。