「っ…、うっ…」


『依里は俺のもの』

晴人さんにとって、それに深い意味はなかったのだ。

ただ、自分の玩具に対する所有欲からきた言葉だったのだろう。


遊び飽きたら、もしくは結婚するときになったら捨てられる。

使い捨ての玩具。


ーー泣いて、泣いて、涙が枯れて。