もう拾いに行ってくれている篠原さんに、全力で謝罪した。



「ほんっとにごめん…!!」



「全然大丈夫だよ?最初は慣れないと難しいよね〜」



篠原さん優しすぎるよ…。



怒るどころか、ニコニコ笑って許してくれて…いい人すぎる。



「気長に頑張ろ!まず、腕をまっすぐ伸ばすところから始めようか」



「はい!ご指導よろしくお願いします!」



「あははっ、大袈裟すぎ!音海さんって面白いね〜」



それから私は猛特訓。



廿楽くんの方を気にする余裕もなく、ひたすら篠原さんの指導を受けていた。