そんな会話のあと、適当な場所に座りやっと作業開始した。



田中先生には何枚か白い紙をもらってきたため、何枚でも作ることが出来る。



とりあえず1枚完成させた私は、色塗りに取り掛かろうとしていた。



「色々持ってきたけど、どれ使おう?」



実はここに来る前に、1度美術室にも寄ってきている。



そこで借りてきたのは、カラフルなマーカーや色鉛筆の数々。



種類豊富なラインナップを前に、私たち2人はなんとか数を絞って持ってきた。



「好きなの使えば?」



「そう言われてもなぁ…」



それはもちろん好きなのを使うつもり…だけど。