続きのメッセージがいかにも明楽先輩らしくて、心が和らぐ気がする。
…今、すごく怖かった。
廿楽くんが全然違う人みたいで、苦しかった。
私が見ている廿楽くんは、“本当”の廿楽くんなのかなって。
…でも、私が思うことはやっぱりひとつしかないんだ。
廿楽くんを知りたい。
廿楽くんの心の、もっと奥の方。
嫌われるかもしれない、なんて言ってる場合じゃない。
廿楽くんを知りたいって思うこの気持ちは、好きでいる限りずっと続くことで。
近くにいればいるほど、それは増していくばかりだから。
初心に帰ってまた頑張ろう。
この夏は廿楽くんといっぱい遊んで、私のことをもっと知ってもらうの。
そしたら私だって、廿楽くんのことを知る権利くらいあるでしょ?
廿楽くんが何を考えて、抱えているのか…何でも知りたいって思うのは、わがままなのかな?