「さて、お腹もいっぱいになったところだし…また動き出そっか。心優ちゃんも廿楽くんも、もう大丈夫?」
「はい、私は平気です」
「僕もいいよ」
「んじゃ、さっそく行こ〜」
そう言って立ち上がった明楽先輩に続き、私も席を立った。
明楽先輩がオススメしてくれたのは、ファンシーなレストラン。
まるで夢の国にいるかのような乙女チックな雰囲気があって、入った瞬間に気分が上がった。
メニューも可愛いのに、すっごく美味しくびっくり。
3人で昼食をとりながら、午後の予定を話し合った。
「もう一度さっき話したことを確認しようか」
レストランを出て少し歩き、明楽先輩は私たちに向き直ってから口を開いた。
「この後は色んなショップを回って、各々お土産を買う。で、また何か乗りたくなったら相談…でいいんだよね?」
「はい!」
「そーだね」