もしかして、私もこんなふうに蔑まれてみたいとか思ってるんじゃ…。
と、そこまで考えたところで一気に思考を変える。
な、何考えちゃってるの私…!!
かなりのM発言をしていて、自分で自分に引いてしまった。
「…ほんと生意気。廿楽くんの悪いとこじゃない?そんな子供っぽいことしてたら、心優ちゃんに嫌われちゃうかもよ?」
「よけーなお世話だから」
馬鹿なことを思っている間にも、2人の言い争い(?)はまだ続いていて。
2人の間にはバチバチと火花が散っている。
「…そうだ。俺、いいこと考えちゃった」
そこで、何かひらめいたらしい明楽先輩がニヤリと笑った。
「今週の日曜日、3人でお出かけしよーよ」
「「…は?」」
私と廿楽くんの声が重なって、明楽先輩は満足そうに言う。