初めての感覚が私を襲って、廿樂くんは畳み掛けるようにこう言った。
「心優ならここに来るの、特別に許してあげる。特別だよ?大体ここにいるから」
「……本当に、いいの…?」
「いいって言ったじゃん。その代わり…また心優の声、聞かせて。アレ、けっこーそそられた」
「…っ!!」
また耳元で囁く廿樂くんは、私がそれに弱いことを絶対わかっててやってる。
なのに、まんまと引っかかって顔を真っ赤にする私は、相当廿樂くんにハマってしまっている。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…