「ねぇ〜どうしたら琉偉君に好きに なってもらえる?」                            「ぶっ…」                 放課後の静かな教室にて、女子力の女の字も無いような友人が唐突に始める恋バナに飲み途中のいちご牛乳を吹き出すのをなんとか堪え、恋のお悩み相談に乗ずる事にした。      「え…芽郁って琉偉君の事好きだったの?」              「うん、でもきっかけがなくて」          「ふーん」                  芽郁が好きな人は朝日琉偉、私達の友人であり、私の幼馴染でもあった。そんな琉偉の事を好きだと言うなら、友人である私が応援をしないはずもない