――――やっ、やだ…///

恥ずかしい…。



無意識に聞いちゃった。



「ごめんなさ…んっ…」




??!!

何…、先輩…。

あたしの唇が     奪われてます。



理玖先輩…、だよね。

野獣に変化?!してますよッ


「んん…、先輩…また…?!…」


「好きな人とかわかってんのに聞くな。

コレおしおき♪」



―!?

お、おしおきって…

あたし


好きな人わかんないよ?

知ってないよ?


教えて欲しいって言っただけなのに…。


あたし実は、前にも…事故で奪われてまして。先輩に。

2度も奪われちゃった★


理玖オオカミに。

ほんのちょっぴり上機嫌…、あたし…変になっちゃったかも!!!!



「え?!…あたし、わかんないよぉ」

「鈍感すぎ」


「どっ、鈍感って何が!」

「俺の好きな人ぐれー、わかんだろ」


「それがわかんないんですってば」