「ゆいぴー、そのおにぎりそんなに美味しいの~?」
「えっ?」
「いいなあー! わたし帰りに買って帰ろー!」
瑠々ちゃんに指摘されて、ひまわりちゃんの言葉を聞いて、あははっと笑みがこぼれる。
きっとほかの人からしたらなんてことないことだ。
だけど私はやっと一歩踏み出せた。
それが嬉しくて、心の底からぶわあっと気持ちがあふれ出す。
話したい。
動けなかった私に勇気をくれた桐谷くんに、言えたよって話したい。
ちらっと教室を見渡すと彼はすぐに見つかった。
仲のいい友達と一緒に、楽しそうにお昼ご飯を食べている。
「結衣、あいつらになんか用事?」
見すぎてしまっていたのか七瀬ちゃんが聞いてくる。
どう言おうか迷っていると、瑠々ちゃんが先に口を開いた。
「桐谷くん、今日もかっこいい~」
「たしかにイケメンだよねー! 性格はちょっときついとこあるけど!」
桐谷くんの話題になって、すぐに視線をひまわりちゃんたちの方へ戻す。
ガレージのことがあって少し仲良くなったからか、彼がクラスの人気者だということを一瞬忘れていた。
「えっ?」
「いいなあー! わたし帰りに買って帰ろー!」
瑠々ちゃんに指摘されて、ひまわりちゃんの言葉を聞いて、あははっと笑みがこぼれる。
きっとほかの人からしたらなんてことないことだ。
だけど私はやっと一歩踏み出せた。
それが嬉しくて、心の底からぶわあっと気持ちがあふれ出す。
話したい。
動けなかった私に勇気をくれた桐谷くんに、言えたよって話したい。
ちらっと教室を見渡すと彼はすぐに見つかった。
仲のいい友達と一緒に、楽しそうにお昼ご飯を食べている。
「結衣、あいつらになんか用事?」
見すぎてしまっていたのか七瀬ちゃんが聞いてくる。
どう言おうか迷っていると、瑠々ちゃんが先に口を開いた。
「桐谷くん、今日もかっこいい~」
「たしかにイケメンだよねー! 性格はちょっときついとこあるけど!」
桐谷くんの話題になって、すぐに視線をひまわりちゃんたちの方へ戻す。
ガレージのことがあって少し仲良くなったからか、彼がクラスの人気者だということを一瞬忘れていた。