私が笑っていても竹石くんは、ずっと黙っている。 「…竹石くん?どうしたの?」 さっきから、ずっと下ばっかりうつむいて歩いている竹石くんの横顔はなんだか… 楓くんみたいだった。 「え、あ…ごめん。おバカだなぁと思ってさ。」 お、おば、、、か、、、? 「ちょっ、なんで急におバカが出てくるの!?そんなに目立ってた?リュックに書いてた名前…」 まぁ…確かに… リュックのど真ん中に書いてたし…。