「迷惑なんて思ってないけど。俺が好きで教えてただけだし。」


ドキッ


「え…だ、だって、先生に頼まれたって…」


「それは、そうだけど、俺も教えたかったし。」


な、何それぇぇええええ!!!!


「花…今の聞いた?絶対花のこと好きだよ、竹石君。王子様なんて、居ないんだから付き合っちゃいなよっ!」


王子様なんていない。


そんなの…分かってるよ。


でも…。