「ち、千結！昨日はごめん！バカバカ言い過ぎたし、千結のこと傷つけた！本当にごめん！千結が最近どこか遠くへ行ってしまうような気がして…怖くなって…っ」
そう泣きそうな声で言ったあおちゃん。
あおちゃんは本当はこう見えてすごい寂しがり屋だもんね。
あれ、でも前にもこんなこと…なかったっけ？
『千結は俺から離れていくの？俺から…離れていかないで、千結っ！』
『大丈夫だよ、あおちゃん！私はあおちゃんのそばにずっといるよ！だから…安心して！私はあおちゃんのそばにずっといるよ！』
突然私の頭の中に昔の記憶が溢れた。
あおちゃん…？
これはいつの記憶…？
「千結は俺から離れていかないよね？」
昔と……同じようなことを聞いたあおちゃん。
ねぇ、あおちゃん。
私、前にも言わなかった？
それともこれは何かの夢…なのかな？
「大丈夫、だよ。私は…あおちゃんのそばにずっといるよ。だから安心して」
先程、私の頭の中に溢れた記憶をそのまま言うとあおちゃんは目をキラキラと輝かせた。