「当たり前じゃん」

そう言えば、ホッとしたような顔をしてて。

そんな顔されたら……期待するじゃんかよアホ。

「すぐ戻ってくるから待ってろ」

「うん」

叶恋の家を出て、自分の家に入った。

はぁ……ほんと、可愛い。

こんなにも余裕がなくなったり愛しさが込み上げてくるのは初めてだ。

それくらい俺は溺れてるのかも……。

身体を綺麗にしてスエットにパーカーを着て叶恋の家に入った。

「美味そうな匂い」

「サラダとカレー!」

叶恋の手料理とか、初めて食うから楽しみ。

座っててと言われておとなしく床に座った。

低いテーブルにカレーとサラダを持ってきた叶恋。

「じゃあ食べよっか」