~次の日~

私は寝不足のまま学校へ行った。

隼人は違う学校だから会う事も喋る事なかった。

だから学校では普段通りに振る舞っているつもりだった。

でも付き合いの長い友達にはそうもいかなくて…。


「なんかいつもの千夏じゃないよ?なんかあった?」

友達って凄いな。
どんなに普通に振る舞ってもわかっちゃうんだもん。


私は親友の里奈に全て話す事にした。


里奈は最後まで真剣に聞いてくれた。

「返事はするべきだよ!!じゃなきゃ隼人くんがかわいそう。」


そうだよね。
里奈の言ってる事は理解してた。


でも現実はそんな簡単じゃなくて…。

自分がどうしたいのかわからなかった。


授業もまともに耳に入ってこない。