「ねえ、あれ誰?」
「知らないのあれジェアリーデザイナーのユキヤだよ。」
「何でデザイナーがうちのガッコに来るわけ?」
校門が見えるA1のクラスにやたら人がいるのでのぞいて見るとそんな会話が
「ねえ絶対オノッチだよね?」
ヤバイ見つかったこっそり帰ろうとしたのに
「あっあたし知らない。撮影かな?」
「セイラよ。セイラ。」
「撮影かな。ここそんな映えする場所あったかな?」
これはみんなといたほうがいいと判断して私はなにくわぬ顔で集団の中に入った
目線いたい
あっ誰かいったなんか話してる。
「一年に、『ガイヤ』の追っかけのマナてやついる?」
なぜか廊下からチラ見しただけで入ってこようとしないマナをギャル集団が押し出した
「セイラさんあなたを呼びに来たんですって。」
ザワザワするなか強引に引っ張られるようにマナが連れていかれる
心配になり昇降口までついていくと携帯がなった
んっ?昴さんからだ。
携帯を取ると
「ドロボー女。」
この声ユラちゃんの声だ
「あったよ、これもだ。」
「ちがうユラがくれたのよ。」
「見せはしたよ。ユッキーごめんユラずうずうしくアリネエと一緒にいるこの人に自慢したくなっちゃってえ。」
ブッと昴さんが吹いた音がした
そりゃ笑うよユラちゃんてそんなことする人じゃ
「ブッ。」
送られてきたヘンサクからの画像みてふいちゃった
レイナさん...ヤンキーになってる
「オノッチ。」
ミカの声であわてて電話を切る
ヤバイヤバイ
見つかったらアウト
「ミカちゃん怖い顔してどうしたの?」
理由はわかっているけどすましてきいてみた
「マナてセイラさんと知り合いなの?」
「きいたことないけど。」
「そっかあ。」
それだけ言って去ってくれたのはありがたいけど。
ヤバ、先生達まで出てきた。
先生達の昇降口から見えないいちに隠れる
先生は知ってるならね、事情きかれるのめんどい
後で怒られるのを覚悟で私はこっそり保健室に向かう
のぞくと先生いないラッキー
窓から逃走して裏のフェンスを登るという大逃走した。