大丈夫だよ…


君に助けを求められたら何があっても絶対助けてみせるから…




だって俺は君を守るために


君を連れ戻す為に



この場所に…



君に会いに来たんだから…




君は泣きつかれたせいか俺の手を握りしめて眠って居た




不安そうに涙を流しながら眠る君




君の左手首には前以上の傷跡があった




きっと耐え続ける為に君は自分を傷つけるしか無かったんだろう



『茉代もう大丈夫だからもう泣かないで』



眠る君に言った





そしてそんな君の横で俺はある人に電話した