『バカ』



俺の言葉に君は笑いながら話した



『本当バカだよね…大阪に来てね今の店に入って…始めは普通に働いてた…

でもある日突然…』




君はそこまで言うと泣き崩れた





『もういいよ…わかってたから…もう無理しなくていい…一緒に帰ろう』





俺は君を抱き締めて言った



『無理だよ…何度か辞めようってこんなのダメだって思って辞めさせて貰うように頼んだ…

でも辞めさせてくれない…』




『俺に任せろよ…』


俺のその言葉に茉代は泣きながら答えた




『うん…助けて夕陽』




君は始めて俺に助けを求めたね