「…ごめん、やっぱりまた後でかけ直すね。ごめんね?」

『──えっ、ちょ、まゆ…』ブツン

まゆは電話を着ると俺の方を向いて、

「もう〜、どうしたの?今日の唯牙…変だよ〜?やっぱり熱のせい?」

と、まゆはそう言うと俺より一回り小さい身長を背伸びして、手を伸ばしてきた

「やっぱり。おでこ熱いなー!。昨日、髪の毛乾かして寝たのにね?」

やっぱり疲れなのかな?とまゆは言葉を続けた

やばい、今すぐその肌白い首に噛み付いて、俺のだって印をつけたい

でも、そんなことしたらもう、口を聞いてくれないかもしれないと思った俺は渋々、ベッドに戻った

「お昼ご飯は食べたの?って、唯牙?聞いてる?」

「ん、あぁ、ぼぅーとしてた。お昼はお粥食べた」

俺はいつの間にこんなに嫉妬深い男になった?