俺はまゆを抱きしめて、何とか落ち着かせた


「せんせ…」

「おい、まじかよ…。おま、白鷹楼の…」

あーぁ、バレちった!

まぁ、こんなことしてた白夜が悪いんだから、少し痛みを味あわせてやりますか


「お前らっ」


今までとは違うドスの効いた声を出すと、

まゆは肩をふるわせた


「こんなことして、タダで済むと思うなよ。かかってこいよ」

まゆ、しばらく我慢してくれ


戦うのなんて何年ぶりだよ、本当


まゆ、帰ったら一から話すから


今だけは我慢してくれ