私たちは離の間から、左へ行くと
敬也くんのお父さん、組長さんが見えた
「あ、組長さん、台所どこにあるんです?」
「あ、まゆちゃん、京佳ちゃん、って言ったかな?お腹すいた?台所はこっちだよ」
って言って、さっき来た道を戻っていくと、台所が見えた
「ここだよ、飲み物も2人が好きそうなものを買ってきたから、大丈夫だとは思うが、お腹すいたなら、この棚にパンでもある。勝手に開けて食べてくれていいからな」
と言って組長さんが指したのは冷蔵庫横の茶色い棚
『ありがとうございます!』
私と京佳ちゃんは、組長さんにお礼を言うと
棚を拝借して、パンをふたつ取る
あんぱんふたつと、リンゴジュースふたつを取ると、さっきの離れの間に行く
「ここだったよね、さっきの」
「なんかこの掛け軸見覚えがあるからここだと思う」
この場所離れる前に、もっと部屋を見ておくべきだった