そして、中学の時繁華街で出会った朔間先生に、白鷹楼に入れてくださいと言ったことがあった
「あの時は逃げてすみませんでした、ちょっと家の事で敏感になってました。でも今の俺はケンカは出来ると思います。だから、白鷹楼に入れてください」
朔間先生は18歳で、まだ白鷹楼にいたからよかったけど
ほかの人たちだったら、どうなっていたのだろうか
「はぁ、あのまま返事が来なかったらどうしようかと思った。わかった。じゃあ今から行くか、メンバーはもういると思うから」
と、俺は朔間先生に連れられて、着いたのは白鷹楼の倉庫だった
まだその時の白鷹楼はNo.1になったばかりだと言っていた
朔間先生が俺をみんなに紹介すると、当時のメンバーたちは
「えー、その子ってさぁ〜、川嶋組の坊ちゃんってこと?ふーん、まぁいいんじゃない?」って女の人の声がしたが、
初めて見た、あれが『姫様』だったのか