「敬也〜!」

「坊ちゃん!」

そんな声が聞こえる中で、俺はひたすら助けてくれるのを待っていた

でも、銃を突きつけられているから、声も出せなかったし、親父たちも足がすくんでいた

俺はもう覚悟をした"死"を


そして、銃を置いた音がしたと思ったら次はナイフを突きつけられて、背中にナイフが刺さった。俺は何が起こったのかまた頭が追いつかないでいた

俺は6年生だったし、ケンカも何も出来なくて、終わったとも思った

そしたら、声をかけてきたお兄さんが俺の家の前まで来てたんだ

そして、その男の人は次から次へと他の組のヤツらを跡形もなく倒してしまったんだ

「大丈夫か?早く救急車呼べ!」と

その男の人が来てくれなかったら俺は、いなかったかもしれない