「なぁ、お前、白鷹楼に来る気は無いか?
お前なら、最強の白鷹楼の総長になれそうな気がするんだ」って
なんだよ、この人って思った
俺はあの時の光景がよみがえって、返事もせずに逃げ出したんだ
その日、家に帰ると、ほかの組のヤツらが
俺の家を襲撃にしに来てた
あの時には聞こえなかった音が俺の耳に届いたんだ
バンッッッ
「うわっ、なんだよ、今の大きい音は!」
俺は咄嗟に聞いた事のない音にビビって、耳を塞ぎ、何とかその場を凌ごうと家の前でしゃがみこんでたら、
「なぁ、お前んとこのガキ、どうなっても知らねぇぞ?このガキが殺されたくなかったら、大人しくNo.1を譲ることだな」
俺は一瞬何が起こったのか分からなかったが、
佐島組の組長が俺の首を絞めて、こめかみに銃を突きつけられていたことだけはわかった