「あ、君たちが天明屋さんと立川さん?はじめまして、川嶋組組長の川嶋 敦司って言います。敬也から話は聞いてるよ。じゃあ案内するから着いてきてくれるかい?」

私たちは敬也くんのお父さんの後ろを着いていきながら、敬也くんに疑問をぶつけてみた

『は?組長?』

私と京佳ちゃんは初めて聞いた言葉に驚いた顔をした

「あれ?言ってなかったか?」

『初めて聞いたよ』

離の部屋というところに案内された

「まぁ、ここで敬也と話でもしておいてくれるかい?」

『分かりました。ありがとうございます』

私と京佳ちゃんは、敬也くんのお父さんにお礼を言うと、離の間にゆっくりさせてもらうことにした

「俺は川嶋組の若頭だ。今まで黙ってて悪かった。いや、隠してるつもりでもなかったんだが」