家に帰っても、食材ないと思うから、白鷹楼で済ませよう

数分後


白鷹楼に届いたのは、特上寿司だった

どこからそんなお金が?と疑問に思ったが、口に出しておかないでおこう


私は、お皿にマグロと、サーモンとイクラ、を分けてもらった

そんなに、置かなくてもっと思ったが

少しくらい『贅沢』を知っておこうと思った


私と、翔太お兄ちゃんは施設で育ったから、

贅沢を知らなかった


「い、いただきます」

私は割り箸を割ると、紙皿に乗ってる寿司に

かぶりつく