「俺はもう既に決めていたことを、ここで言ってしまおうと思う。

俺は本日を持って、白夜の総長を引退する

もうこれは決めたことが、今更気持ちを揺るがす気は無い」

俺がそう言うと、メンバーは

「なんでですか!?うちの総長は津埜田先輩だけなんですよ?何故ですか」

「もうこれ以上、まゆと離れたくないんだ、あの時みたいに、危ない目に遭わせたくないんだ」

「総長……」

まゆは今まで真っ直ぐ白夜のみんなを見ていたが、俺の一言でびっくりして、俺の方を向いた

「え、しょ…た…お兄ちゃん……うそでしょ?本気?」

まゆはずっと疑問に思ってたことを昨日、寝る前に話してくれた