津埜田が別の所へ、買い物に行ってる間にな
まぁ、だいたい分かったろ?
津埜田の反応が楽しみだ
今、俺たちはまゆと先生が入っていった雑貨屋さんとは別の、もうひとつの雑貨屋さんに来ている
「あ、これとかどう?」
と、ひろき兄ちゃんが見せてきたのは、変顔をしている猿のぬいぐるみだ
手には、ミニシンバルを持っている
「いや、パンチ食らうのお前やぞ、やめとけ」
りくはすぐさま、否定の言葉を発した
「じゃあ、俺は、かっこいい剣のキーホルダーでもいいかな」
「女の子なら、選べるんやけどな」
女の子に物選ぶんだったら
ハンカチとかうさぎのぬいぐるみとか渡せるんだけどな