そして、あの日から2週間



「あー、始業式かー、だるいけど、始業式が終わると京佳ちゃんと、遊ぶ約束してるから頑張っていくかー」


私の髪の毛は、胸元まであったけど、今は腰まで伸びてる


「まゆ、おはよう。今日から3年生ね、頑張ってね。少し早いけど進路は決まったの?」

「うん、今のところ、球磨栢(くまかや)大学に行こうと思ってるんだ。私のやりたいことがその球磨栢にはあるから」

私がそう言うと、お母さんは驚いた顔をした

「え、球磨栢ってレベル高いところよ?大丈夫なの?」

「今のところだよ、もし、届かなくても頑張って受験勉強するからさ、それでも届かなかったら、第2志望の鮫島大学とかも、いいかなって」


「そうなのね、あ、鮫島大学って私とお父さんが出会ったところよ?」

「えっ、そうだったの?」