そして、晩御飯を済ませた日の夜

「唯牙…誕生日おめでとう。実はね、ずっと黙ってたの。いつ言おうか、迷っててこんな時間になっちゃったけど」

「ま、まゆ、俺の誕生日…覚えて…」

「お母さんも共犯だよ!だから晩御飯どうかなって思って」

まゆ…誕生日覚えててくれてたことが、嬉しくて俺は、まゆに抱きつく

「ありがとう…俺、今まで誕生日のこと、

どうでもいいやとか思ってて、でもまゆが祝ってくれた今日は、とてもいい誕生日だ、
ありがとうな。まゆ」

「当たり前でしょー?大好きなか、彼氏の誕生日なんだから…」

まゆは照れながら腕を組んで、そっぽを向いた

その仕草すらも可愛くて、俺は写真に収めたくなった

「なぁ、まゆ、たまには写真撮らないか?

俺たちの思い出として」