「もう狂夜
 照れながら私を褒めないの。

 こっちまで恥ずかしくて
 体がむずがゆくなって
 きちゃったじゃない。

 まぁ私が言いたいのは

 純恋に一生愛されたかったら
 狂夜も成長しなくちゃダメってこと。

 だって私の純恋は

 世界中……イヤイヤ
 宇宙・魔界・メルヘン王国

 全ての国の王子様に
 求婚されちゃうくらい

 キュートでチャーミングな
 お姫様でしょ?」



朝比奈さんが、俺の隣で

笑顔を煌めかせている。


大好きな妹の幸せを願う

お姉ちゃん顔でニコニコって。