「違うよ。私は心配なの」


「心配? 俺のことが?」


「狂くんがまた眠り続けて
 今度は目を覚まさなかったらどうしようって……」


「推しが腐敗したキモイ死体なんて
 許せないんでしょ?

 それならさ、推し替えをしなよ。

 俺を忘れさせてくれる
 別のアイドルでも見つけてさ」


「狂くん、誤解してる!
 私が大好きなのは…狂くんただ一人で……」


「嘘つき」


「えっ?」


俺を捨てて、元カレを選んだくせに。



「私、ウソなんて……」


あ~、もうダメだ!

純恋への怒りが募りすぎて、爆発しそう。