声がショボンと悲しげなもの変わった。

 「あ・・・蜘蛛!?」

 相手の顔を見てびっくり。

 さっきあった蜘蛛じゃないですか!

 カワボだから気づかなかった!

 大きく声を出してしまった私を見て蜘蛛は、ニヤリと口角を上げた。

 艶のある黒い髪。

 切長の目。

 高い身長で、とても顔が整っていた。

 蜘蛛のイラストどうりの人。

 カワボが信じられない。 

 と、思っていたら声をグッと低くして、蜘蛛のイケボになった。