そこには、レオが付けた筈の黒いドクロではなく、白いドクロが付いていた。


「僕の印だよ」


ジャックが驚いているレオを見ながら言った。


「ま、言わなくったって分かると思うけどね」

「春稀を返せ」

「いやだね」

「何故、春稀に執着する」

「それはキミだって」

「ピノが決めたんだ。奴の言う事に間違いはない。奴が春稀に合うのは俺だって決めたんだ。それには逆らえない」

「…そうだね。だけど、僕にもまったく合わない訳じゃない。言っていただろう?春稀君は誰とも合うんだ」

「…だが、お前とは絶対に合わない」


レオは余裕の笑みを見せた。