「春稀」



レオが真剣な顔付きで話しかけた。


「ああ。何となく分かった」

「何故だ?」

「あいつ、俺の鎖骨ばっか見てやがった。……何者だ?」

「キオナだ。昨日話したろ、トップ5の事」

「ああ」

「奴はその3番目、No.3だ」

「No.3…」

「奴は確か、監視係だったはず…。なんでこっちに来てんだ」

「何かあったのか」

「分からねぇ…。気をつけろ、何か起きるかもしれねぇ…」

「……ああ」