親友を泣かした私は。

青春・友情

町田ここ/著
親友を泣かした私は。
作品番号
1675780
最終更新
2022/08/17
総文字数
17,972
ページ数
7ページ
ステータス
完結
PV数
323
いいね数
0
私の親友は、とても笑顔が素敵な人でした。

誰よりも優しく、誰よりも強く、誰よりも繊細なそんな人でした。

そんな彼女は私が辛い時、いつも一緒にいてくれました。

私も彼女を守ると決めたのに。

彼女のことをなんもわかっていなかった。心が壊れるほど辛い思いをしていたのに。

ごめんなさい。

私はあの笑顔を思い浮かべながら―――。





私の親友は、とても優しい人でした。

誰よりも優しい彼女は、優しすぎて自分の気持ちが言えない、考え込んでしまう、そのような事が今までいっぱいありました。

そんな彼女を支えたのは私でした。

けど。本当に支えてもらっていたのは私でした。

ずっと一緒にいたかった。一緒に大人になりたかった。


それでも私はあなたさえ幸せであればそれで良かった。

こんな私と一緒にいてくれて。

ありがとう。

私はあの笑顔を思い浮かべながら――。
あらすじ
中学2年生の白雪美波。美波は小学校からの親友の音瀬桜と毎日楽しくすごしていた。ある日を境に彼女は元気がなくなっていた。
そんな彼女が衝撃の事実を述べる。私は彼女をなぐさめたつもりが傷つけてしまう。
そんなふたりの友情物語。

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