先輩と話せなかったなと思いながら凪についていこうとした 「……っ、て」 先輩に腕を捕まれ、引っ張られた。 「行かないで、」 「っえ、」 今すぐ抱きつきたかったが、周りの目があるので移動してからにした。 「先輩、ちょっとこっち」 先輩を空き教室に移動させるのに必死で、 「あとでラーメン奢れよ~!! …ってかこのクレープどーすんのー!!!」 と叫んでいる凪には気が付かなかった。