「…っやだ、別れないから」


可愛すぎて気絶するかと思ったが、少し先輩に意地悪してやりたくなった。


俺ってSなのかも。


「まぁ、先輩は俺じゃなくてもいいですもんねー」


「ちがっ、」



「俺は先輩と踊りたくて走り回ったのになー」


「っ」


「俺も他の女の子と…」


そういった瞬間、俺の口は先輩の口によって塞がれた。



その瞬間、崩れ落ちた。





俺の理性が。