「はぁ、」


自分の余裕のなさと独占欲に呆れた。


やっぱ俺と先輩は住む世界が違ったなー、


「先輩、、好きでした....」


「はぁ、はぁ、わ、たしは、別れないか、ら、」


「え」

座っていて上が見えなかったので見上げると、


ぜえぜえしている先輩がいた。


「希く、、あし、はやすぎ、、」


「せん…ぱい?」


「…ごめんね、ごめんなさい、希くん…」


泣きそうな顔で、俺に抱きつきながら先輩はそう言った。



「はぁ

ったく、許し難いですよ、ほんとに」