茂男のA型の血が、ザワザワと騒ぎ
出した。


簡単に言えば、逃げようかどうし
ようか迷ってる間に、キス出来そう
なくらいにあひるの姿が迫ってき
てビビッてるだけの話なのだが。


「茂男?どうしたの?」


あひるが喋った。


「その声は……真紀子?」


頷くあひるの頭部が取れ、愛しの
ハニーの顔が出てきた。


「真紀子…
その格好で…何処行くの?」


「コンビニよ。
カプリコ買いに行くの。
寒いから着ぐるみきて行こうと思
って♪」


「そっか…
補導されないように…ね。」


「うん。ばいば〜い♪」


「ばいば〜い♪って…違〜う!
話があるんだ!」


茂男は、ここぞとばかりに思いの
丈をぶつけた。


「真紀子、結婚しよう!
俺達、幸せな結婚をしようよ!
子供は6人。
その内、男の子は一人だ。
小松○夫似の子だよ。
みんなで、だるまさんが転んだを
するんだ♪」