『茅乃ー、国語の教科書かりにきた』

『大空ッッてば、また忘れたの?もう〜、仕方ないなあ…はいッッ、かしてあげますよッッ』

茅乃が上目遣いで俺を見る。まあ、それも仕方ないか、だって、茅乃は153㌢、俺は170㌢だもんな。

『いつもわりーな。さんきゅ。んぢゃ、また後で』

そう言って俺は教室に戻った。