離れてから気づくことばかりで、大切なことを忘れていたよ。
美月をあれだけ気づかないうちに傷つけて、泣かせて。
バカだよね。
消せない君との写真を見返す。
何もかもの始まりが、遊園地。
春夏秋冬。いろんな季節の君が笑っている。
ずっと続くと思ってた。
君がくれた優しさに、気付いてあげられなかった。
ここまで続いたのも君の我慢と涙の優しさだったんだね。
雨の日を僕ら嫌ってたのに、今日くらいは涙を流させてよ。
きっと、雨が僕の涙を隠して、時間が忘れさせてくれる。
そうと思ってどのくらい経っただろう?
代わり映えのない日々を当たり前だと決めつけて、本当の幸せを自らで隠した。
「ふつう」と書いて幸せと読むんでしょ。
本当の幸せを自らで隠した
思い返せばわかるようなことも、今になってやっと気づくなんて。
あの時こうしとけば、あぁしとけばなんてもう遅いと分かってる。
自分が
大嫌いだ。
どうすれば君と会える?
ねぇ。
どうすればあの日に戻れる?
こんな僕がこんなこと言える資格なんて、どこにもないのに。
何でもするなんていらないよね。
君を悲しませるだけだから。
君はあの日の僕を望んだだけ。
僕は最低だー。