「お、大橋くん!私のせいだよね、ごめんね!」

「いやいや、俺の運が悪かっただけだってー。砂那ちゃんのせいじゃないし。

それに、新オリの時に全然手伝わなかった償いだよ。頑張ってくるわー!」

「(でも……)」



大橋くんの足元を見る。するとそこには、部活用のカバンがあって……。

そう言えば、もうすぐ新人戦って言ってたっけ?本当は、一日でも多く部活に出たいんじゃないかな……。



「(……よしッ)」



うみ先生が「じゃあ解散~」と言った時に、勢いよく手を挙げる。



「あら、倉掛さん?どうしたの?」

「せ、先生……あの……


大橋くんがヒドイ腹痛です!!」


「「「「え」」」」