(何なんだ、あいつ…)
「…ワケわかんね」
「ジン?」
「!!?…なんだ…ヘンリかよ…」
「なんだはないでしょ、なんだは」
ぽんぽんと、ヘンリが陣の肩を叩く。それを払いのけ、陣はヘンリのほうに向き直った。
「見てたのかよ」
「見てたよ」
淡白に返事をし、ヘンリは頷いた。
「変だと思ってるんでしょ」
「あぁ」
「ただのやきもちじゃないよね?」
「なっ…」
「僕が気がつかないと思った?」
「…ワケわかんね」
「ジン?」
「!!?…なんだ…ヘンリかよ…」
「なんだはないでしょ、なんだは」
ぽんぽんと、ヘンリが陣の肩を叩く。それを払いのけ、陣はヘンリのほうに向き直った。
「見てたのかよ」
「見てたよ」
淡白に返事をし、ヘンリは頷いた。
「変だと思ってるんでしょ」
「あぁ」
「ただのやきもちじゃないよね?」
「なっ…」
「僕が気がつかないと思った?」