「…でもそのクリスマスまでのやつ、かなりエロいからしたいかも俺」


「っ、」


「逆に延ばせば延ばすぶんだけ素晴らしいんじゃなかろうかと思ってる今日この頃の俺だったり」



どうしよう、すっごく恥ずかしいことになっちゃってない……?

だってOKサイン出しておいて、やっぱりやめようってなってる…もんね…?



「…でも、」


「え…?」


「その途中までは…いいすか、」


「えっ、ひゃ…ぁっ!」



誰にも触られたことがないところ。

熱くて、ひんやりもしていて、けれどやっぱり熱い手が侵入してくる。



「うわ…、この柔らかさ男の天国だろ、」


「結多くん…っ、そこはだめ…!」


「ごめんこのみちゃん。女の子のだめは聞くなって、俺のなかのとんでもない仏(ほとけ)が言ってるわ」


「なっ、なにそれ…っ、ぁ…っ、」


「さすがにその仏はほっとけとは言えねえもん。……無事にスベったところでホック外させてもらいますねありがとう」


「や…っ、ちょ…っ!」



結多くんに出会って、知らなかったことをいっぱい教えられてきたけれど…。


また新しいことを教えられてしまいそうな───とある夏休みのこと。