「ねぇあなたが冠ノ宮楼夷?」


あきらかに怖そうな感じの子が私にそう言う。
たぶん同い年の子だけどオーラがすごく怖い。



「はい。そうですけど……。」

私がそう返事をすると「ちょっと来て」と言われた。



断れる様な雰囲気じゃなかったから授業をさぼることになるけど渋々ついてった。