~放課後~


「楼夷~学校案内して~」


葵君がでっかい声で言うからみんながいっせいにこっちを向く。

特に女子からの目線が怖い…。



女子に睨まれながら廊下にでた。



「葵君声がでかいよ」

「っあ、わり~」
葵君が片目つぶって手をあわせた。




ドキッッ




なに〝ドキッッ〟って
こういう人苦手なはずなのに…。

だって……


「お~い。楼夷??」
そう言いながら葵君が覗き込む。

「ごめんぼ~っとしてた。ここが音楽室で
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…。







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