遅れてはしまったけれど、放送を流すという仕事は完遂できそうだ……と。
ここまで何も考えずにダッシュしてきたせいで、放送室に入ってから息を整えるのに必死だった。
だから、全く見えていなくて。
絶対いないと思ってた人が、そこにいること。
さて、と。落ち着いてきて、お仕事しようと顔を上げたところでその存在を認識することになる。
機材をガチャガチャと触っている、その存在のことを。
相変わらず、金髪に近い茶髪。私が好かないその色。
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