……なんでこんなにも、気になってしまうんだろう。
どこかで、本当にそう思ってくれていたらいいのに、なんて。
……ううん、どこかでも、小さくても、そんなことは思って、ないよ。……ないない。
心臓の音は、うるさく鳴り止まないけど。
もう一度、改めてりっくんの顔を見た。
ん?と、まだあるの?と不思議そうに首を傾げたりっくんのこと、見てるだけでもっと心臓の音がうるさくドキドキと鳴りそうで、今以上にりっくんに聞こえてしまいそうで、小さく顔を横に振って目を逸らした。
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